ちいかわが中国語で「智障愛哭鼠」と言われてしまいました。日本語で「知的障害の泣き虫ネズミ」と訳されました。
ちいかわを「あえて話さない設定にしたところが魅力」だと私は思うのですが。
ちいかわの優しい世界
ちいかわは、気持ちが優しくて自分を前に押し出さないタイプです。遠慮やしりごみをします。
勇気が出なくて一歩を踏み出せないことがある。こわくて逃げだすこともある。泣くこともある。
少し不器用に生きているちいかわにとって、ハチワレやうさぎは刺激的なともだちです。
ハチワレもうさぎも、ちいかわの背中をそっと押してくれる優しい存在。
言葉少ないちいかわの気持ちを考えるハチワレとうさぎにホッとします。
ちいかわもハチワレとうさぎを大切に思い助けます。
優しくて温かい世界。
ハチワレ うさぎ
ハチワレは中国語で「藍色褲頭猫」。
日本語で「青ズボン頭の猫」。
うさぎは中国語で「瘋狂怪叫兎」。
日本語で「奇声を上げるウサギ」と訳されました。
ハチワレとうさぎも残念なキャッチフレーズになっています💦
もっと可愛い言葉にしてほしかったですね。

安易な言葉選び
私の息子には知的障がいがあります。発語がとても少ないです。
一般的に使われている「知的障害」の呼称は嫌いです。
呼び名が人間の思考をつくり差別しますから。
ちいかわを知的障害というのは蔑称(べっしょう)ですよ。
日本語に訳した表記「害」は日本人が選んだのでしょうし、推して知るべしです。
漢字の意味
今回のちいかわ案件で初めて知った中国の言葉「智障」。
「智障」と「知的障害」。
中国語より日本語の方が「害」の意味が入りさらにひどい。
日本は戦前は「障碍・障礙(しょうげ)という仏教用語」を使っていたそうです。
戦後、常用漢字から「碍・礙」の字がはずれ「害」の字を当てたと。
ここが問題。なぜ?
害を人に使うのは非礼
・中国語の智障
「理解し判断する力にさわりがあること」
・日本語の知的障害
「知識・知性にさまたげがあること」
漢字は一文字で意味を持ちます。
「害」を人に使うのは非礼でしょう。
人には当てはめない
「がい」「碍」の文字を使う人の配慮には感謝しています。
しかし、言葉として「しょうがい」を人に当てはめる限り、差別思考は残ります。
病名や症状には「障がい」を使っても仕方がないのかもしれませんが、障がいをもっている人の呼称「障がい者・児」の言葉は変えていただきたいです。
支援や介護が必要な人なので「要支援者・児」「要介護者・児」はどうでしょうか?
介護業界の言葉と同じでも良いと思います。
Xの反応

ちいかわを「知的障害の泣き虫ネズミ」と紹介した会社は謝罪しました。
ちいかわの本質を知らずに愛のないキャッチコピーをつけたので撤回は当然。
この件でXの心ない反応をいくつか見て思いました。
・人気キャラクターを知的障害と言い笑う人がいる
・知的障害者という言葉に人への尊厳はない
・差別言葉を使う日本人
・ばかにする人はなぜ、個性を個性だと思いたくないのか?
人の尊厳を理解できない人
「ちいかわの知的障害は本当のことw」とXでつぶやいている人がいました。
こういう人は何がおもしろくて笑うのでしょうか?
ちいかわの魅力に気づけない人は、かわいそうな人だと思います。
ちいかわを盾に、実社会の弱者をばかにし悦に浸っている。
ちいかわをばかにする人は現実社会でも他人の魅力を見つけられない人でしょう。
たぶん、他人に感謝もできない人でしょう。
中国企業担当者の人権意識の低さは個人の問題ですが、残念なことでした。
弱者をおとしめて笑いにする、センスのない人がどこの国にも一定数存在しますね。
私は、一部の日本人の人権意識の低さも露呈したと感じました。
この人たちに「『人の尊厳』を理解できない理由は何ですか?」と聞いてみたい。
もっともな理由があるなら、ぜひ教えてください。改革の一歩になるかもしれないので。
ネズミは合っているらしい

ちいかわをネズミと書いたことは、ほぼ問題ないらしいです。
ナガノさんは、Twitter時代に絵文字でこう表現していたそうです。
🐁
twitter.com/ngntrtr/status…
🐇
twitter.com/ngntrtr/status…
🐈
twitter.com/ngntrtr/status…
🐁 ちいかわ 🐇 うさぎ 🐈 ハチワレ
Xで盛り上がるなら、このことだけで良かったよね。
私は、小さい小さい小さいくまだと思っていますがね・・・。
なぜならば、ちいかわはナガノのくま(自分ツッコミくま)がモデルだと思っているから。
(個人の見解 (^_^;))
でも、ナガノさんが絵文字に🐁(ネズミ)を使ったのなら、ハムスターということでしょうか。
ちいかわの可愛いしっぽがハムスターっぽいですものね?
ハムスターはネズミの仲間です🐹

(追記)
ナガノさんが公式で、ハチワレは猫ではありませんとおっしゃった、と聞きました。
ハチワレもちいかわも架空の動物で納得しよう・・・。
話さない主人公
元々ナガノさんは、主人公を饒舌(じょうぜつ)にしない作風だと思います。
顔の表情やしぐさと、ほんの一言だけで、キャラクターの気持ちがズキューンと読み手に伝わる画力があるからです。
たとえば、ナガノのくま(自分ツッコミくま)や、もぐらコロッケなどの主役は、ほぼ言葉がなくても絵のみで感情が伝わってきて、読者が笑えたり不安になったりできます。
アニメちいかわであまり話さないキャラクターと言えば、うさぎやくりまんじゅうがいますね。
言葉が少ないことで読み手に想像の余地を残していますし、何よりキャラクターのピュアさが伝わってきます。
もちろん、ハチワレやシーサー、ラッコさんもピュアなのですが、話の展開上、誰かが話せてストーリーを補足する役割も必要なわけです。
おわりに
冒頭でちいかわの世界を優しい世界と書きました。
しかし、ちいかわの世界にも厳しい現実がありますね。
ちいかわは、こわい体験も心配もたくさんしています。
けれども、ちいかわは楽しみを見つけて生きているし努力をしている。
優しさも勇気もあるちいかわ。
その姿に励まされている私です。
今回、ちいかわの差別発言をした人は、自分より下の立場をつくらないと、単体では自分自身を好きになれない人だと解釈します。
他人を下げずに、自信をつけてもらいたいな。
差別言葉をなくすことによって、人の差別感情がなくなりますように。
最後までお読みいただきありがとうございました。