息子が小学3年生のときの担任の先生の言葉が、10年以上たった今でも印象に残っています。障がいのあるなしにかかわらず、子育てに必要な基本を書きました。
息子は知的障がいがありましたが、私たち親の考えにより、小学1年生から小学4年生まで地域の小学校の通常学級で学びました。(付き添い必要)
「息子の成長にとって、環境を選ぶことが大事だ」と夫婦の意見が一致した結果の就学先でした。
人望のある先生と出会えた
通常学級での4年間、息子は担任の先生に恵まれました。なぜ良い先生に恵まれたのか、分かっていることがあります。
小学3年生の時の担任の先生が、「覚悟を決めて担任を引き受けた」とおっしゃったことがあったからです。
先生にはクラス全体への責任が発生しますから、葛藤があって当然だと思います。もしかしたら、大変なクラス運営になるかもしれません。
担任になることから逃げる教師もいる中で、覚悟を持って引き受けてくださった4人の先生方。会話をしていても分かるのですが、魅力的な人柄の方ばかりでした。
私たち親に、「子育てにどのような目標があり、どのようにして欲しいと思っているのか」を真剣に聞いてくださいました。
「経験が自身のためにもなる。引き受けてみよう」と考える先生と、「めんどくさいことは、お断り」と考える先生の、教師の資質の差がこういう場面で出るわけです。本当にありがたく、感謝の気持ち、尊敬の気持ちは一生消えることはありません。
子育ては手入れが必要である
子どもをよく観察する
小学3年生のときの担任の先生が言いました。
「子育ては手入れが必要ですよ」。
子どもがすくすく育つためには、「子どもを良く観察し、必要なタイミングで手を貸して、良い状態を保ち、成長を促す」ということが大事です。
過保護でもなく放任でもなくは、子どもの性格にもよりますし、意外と難しいです。迷走しながら、試行錯誤しながら、子育てする人は多いのではないでしょうか?私は、それで良いと思っています。
子どもを支配してはいけませんが、気にかけることはとても大切です。子どもを否定しない声かけをしましょう。無関心が一番ダメです。
大人になっても観察する
赤ちゃんの時は、親はよく赤ちゃんを観察します。なぜ泣いているのか、状況を見て推察します。話すようになると、言葉で教えてくれるから観察が減るかもしれません。しかし、子どもは必ずしもすべてを話してくれるわけではないでしょう。
何歳になっても(大人になっても)ほどほどに観察し、異変に気づいたら手を差し伸べることは大事だと思います。
私の息子は成人していますが、難しい言葉を理解できません。簡単な単語だけ通じます。そのため、体調は気になるので、しつこくない程度に大人になった今でも観察は続けています。
特に、排便関係は気にしなければいけません。しかし、毎回トイレを覗くわけにもいきません。そこで、トイレの回数や滞在時間を常に気にかけています。
子育ては訓練(トレーニング)が必要である
小学3年生のときの担任の先生が言いました。
「子育ては訓練が大事ですよ」。
「繰り返し練習すれば、いつかは身に付くから、こつこつと頑張りましょう」ということです。
誰にでも当てはまる言葉なのでしょうが、息子の知的障がいを思い、可能性があることを応援してくれた言葉だと思っています。
おわりに
【子育てに必要な2つのこと】
①手入れが必要である
②訓練が必要である
子どもが何歳になっても必要なことだと感じています。まずは、この二つを実践していただければと思います。
手入れを毎日続けることで、いじめの発見と対処にも役立つと思います。子どもと対話して、食欲・言動・体調などの変化に気づくことが重要です。
訓練という面では、息子は文字の習得をがんばりました。言葉(単語)を増やすためにいろいろな家事も手伝ってもらって、家事が得意な男子に育ちました。とても助かっています。
子育ては楽しいです。子育ては早めに苦労をしておけば、そのあとが楽ですよ。子育ては楽しんだもの勝ちだと思うので楽しんでね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント