我が家にあるDVDの中から独特の世界観を持つ映画を七つ選びました。
異世界へようこそ‼
社会派でおもしろい映画です。
おもしろい ≒ ユーモア
あらすじと感想がちょっぴり。ネタバレなしです。
未来世紀ブラジル
「未来世紀ブラジル」
＊監督：テリー・ギリアム
＊1984年製作
＊あらすじ：20世紀のどこかの国。情報局に勤務するサムは、ヒーローになった自分と天使のような娘との夢想にふける日々を送っていた。
ある日、書類のミスから善良な市民が誤認逮捕、処刑されてしまう。アパートを訪れたサムは、夢の中の娘に出会う。
＊感想：情報管理社会の怖さが描かれています。様々な社会風刺もあり、映画を観たあとに様々な考察ができることでしょう。
最後の戦い
「最後の戦い」
＊監督：リュック・ベッソン
＊1983年製作
＊あらすじ：最終戦争と異常気象のために空気が汚染された近未来。
声帯が傷つき言葉を失った男たちが、限られた水・食糧・女性を求めて最後の戦いを繰り広げる。
＊感想：音楽と効果音のみの、セリフを排除した映画。こんな世界になったら怖くて嫌だな、と思いながら、ユーモアもあり楽しめました。
ジャン・レノが出演しています。
Vフォー・ヴェンデッタ
「Vフォー・ヴェンデッタ」
＊監督：ジェームズ・マクティーグ
＊2006年製作
＊あらすじ：独裁政権下の未来のイギリス。マスクの下に傷のある顔を隠し、全体主義国家と戦う謎の男‟V”。
英雄か狂人か。‘’V‘’とは一体何者なのか？ 近未来サスペンスアクション‼
＊感想：マトリックス３部作のクリエイターが、同名コミックをベースに映像化したという、怪しさに満ちた世界にはまります。
チャッピー
「チャッピー」
＊監督：ニール・ブロムカンプ
＊2015年製作
＊あらすじ：2016年、南アフリカ共和国の首都ヨハネスブルグに、世界で唯一の‟感じ、考え、成長する”AIロボット・チャッピーが誕生した。
しかし、彼の余命は、たった五日間しかなかった。ギャングにさらわれたチャッピーの運命は⁉
＊感想：AI（人工知能）を搭載したロボット。「生きたい」と願うチャッピーの姿に感動します。
THX-1138 （ディレクターズカット）
＊「THX-1138」（ディレクターズカット）
＊監督：ジョージ・ルーカス
＊1970年製作
＊あらすじ：25世紀、地下に広がるシェルターで、人類はコンピューターに支配されていた。人々は名前を持たず番号で管理されている。
そんな中で、THX-1138とLUH-3417は愛し合うようになるが、即座に引き離されてしまい・・・。
＊感想：巨匠ジョージ・ルーカスのデビュー作です。不思議な世界に引き込まれます。
DISC２がドキュメンタリーになっており、フランシス・F・コッポラやジョージ・ルーカスらの製作秘話を聞くことができて面白かったです。
ストーカー STALKER
「ストーカー STALKER」
＊監督：アンドレイ・タルコフスキー
＊1979年製作
＊あらすじ：地上に出現した不可解な空間「ゾーン」。
ゾーンの奥には、望みをかなえる「部屋」があると言われる。そこへの案内人はストーカー（密猟者）と呼ばれた。
ストーカー、教授、作家の３人は、命がけでゾーン内へ侵入する。
SF小説の大家ストルガツキー兄弟の原作および脚本。
＊感想：静かに淡々と描かれています。哲学的な雰囲気のSFで、心に残ります。
クボ 二本の弦の秘密
「クボ 二本の弦の秘密」
＊監督：トラヴィス・ナイト
＊2016年製作
＊あらすじ：闇の魔力を持つ祖父に狙われ、片目を奪われた少年クボが、父母の仇を討つ旅に出る。
三味線の音色で折り紙に命を与え、意のままに操りながら、仲間のサル、クワガタと共に敵と戦う。
＊感想：古き日本を舞台にした、美しいストップモーションアニメ。ユーモアと感動の物語です。
おわりに
現実を離れた世界に浸りたいときに、いかがでしょうか？
ほとんどの作品が社会の問題点を描いているので、「こんな（映画の中の）世界は嫌だ」と思ってもらえれば、映画は成功したと言えるのでしょう。
平和な世界を作るのは、今を生きている人間。
住みよい社会を作るのも、自由のない社会を作るのも人間次第。
大事なことを教えてくれる映画です。
アニメ以外は辛め・暗めなので、苦手な方はご注意くださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
