私の息子には知的障がいがあり就学先は悩みました。
いろいろ考え夫と意見が一致したため、地域の小学校の通常学級に籍を置くことに決めました。
我が家のおよそ20年前の話です(2024年現在)。
たぶん、今でも教育現場の理解は遅れていると考えています。
保護者が子どもの将来を考える
最初に保護者が「どういう子育てがしたいのか」を考えてください。
幼少期ほど、環境の選択が大事なのは言うまでもありません。
以下、参考にしてみてください。
【通常学級のメリット】
①お手本になる子どもがいる
(まねをしながら習得するので良いお手本が必要である)
②幅広い経験ができる
(支援学級・支援学校は経験枠が狭い)
③ルールが身に付きやすい
(順番を守ることなど自然に身に付きやすい)
④言葉を発するきっかけが増える
(たくさんの人が話しかけてくれる。周囲の会話が耳に入る)
⑤地域の人に覚えてもらえる
(学校を卒業してからも地域で生活をする)
⑥学校が近い
(通学面での負担が小さい)
⑦きょうだいと一緒に通える
(自然なこと)
【通常学級のデメリット】
①担任の先生が適任者か、学級運営が始まるまでわからない
(一番大事なこと)
この他にデメリットとは違いますが、
②親の付き添いが条件になることが多い
精神科医師の意見を聞く
息子は発語が遅かったので、2歳の頃、小児・精神科の先生に相談に行きました。
先生は、
「○○君には力があるので、力を伸ばすためには脳に刺激を受ける環境が良い。通常学級をすすめたい」
と話されました。
お医者さんなので冷静な視点で科学的根拠にもとづいた話をしてくださいます。
「悩んだって仕方ない」
とも言われ、その時はとても傷つきましたが立ち止まっているわけにはいかないのです。
校長先生に意思表明をする
障がいのある子どもが通常学級に通えるかどうかは校長先生の裁量なので、校長先生と話し合いましょう。
人権意識が高い人が校長先生だと助かります。
一度、校長先生と特別支援学校に見学に行きました。
その後、夫婦で話し合い「地域の小学校に通いたい」という私たちの意向を校長先生に伝えました。
5つの目標
息子が地域の小学校の通常学級で学ぶためには、親が一日中、学校で同席することが条件でした。
親子ともども、どこまで頑張れるか未知でしたが、挑戦したいと強く思いました。
私には当初、目標がありました。
①ひらがなを全部書けるようになること
②ひらがなを全部読めるようになること
③1から10までの数字を読めて理解すること
④社会生活のルールを身につけること
⑤いろいろな体験をたくさんすること
(①②③は20歳までに習得できれば上出来と、長いスパンで考えていました)
学ぶとは、まねること
息子は周りをよく観察し、彼なりにまねをしながら色々なことを覚えていきました。
1年生のころの板書は水色の色鉛筆で大人が連絡帳やノートに下書きをして、その上を息子が鉛筆でなぞるという方法をとっていました。
言葉は出てこないけれど書くことは嫌がらなかったので「今はインプットの時」と考えていました。
一つのアウトプットには100のインプットが必要らしいので、まずは情報を取り込むことに力を入れる日々を過ごしました。
目標以上の成果
通常学級での一日一日は、かけがえのない貴重な時間でした。
得たいと思っていた経験は、ほぼかなえられました。
学習面では、20歳までとしていた目標以上を10歳でクリアできました。
一ケタの足し算ができるようになり三ケタの数字を読めるようになり、九九も2と5の段は暗唱できました。
その後、身近な漢字の読み書きもできるようになりました。
小数点の読み方も教えたので、体温計の数字は聞けば読んで教えてくれます。
我が子のことを1番理解しているのは保護者です。
人任(まか)せにしていたら悔いが残ったと思うのです。
おわりに
お子さんの就学先に悩んでいるとしたら、
①保護者が子どもの将来を考える
②小児・精神科の信頼できる医師に相談してみる
③子どもをどう育てたいか校長先生に伝える
以上をしてみてください。
物事はシンプルに考えてみてください。
自分の心に素直になってください。
決して息子と私の体験を勧めているわけではありません。
一つの参考になれば幸いに思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。
コメント